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2011年ちーバルの原点=富士見祭り
2011年、日本は東日本大震災という国家的困難に直面しました。そのような状況の中、千葉中心街区から元気と活力を発信し、この街と日本の活性化につなげようと決意し立ち上がったのがr223という民間団体でした。
知る人ぞ知るこの団体は、千葉市中央区富士見町を拠点として、飲食業だけでなく様々な業種の若き経営者で構成され、地元千葉をこよなく愛し、地域活性のために様々な試みを行ってきた開拓者集団です。
「元気を失いつつあった街を、日本をまた元気にしたい。」
「この街をたくさんの人が笑顔で歩く、そんなイベントを実現したい。」そのような想いの中で生まれたのが、食べ歩きバルイベント「富士見祭り」プロジェクトでした。
グルメイベントに関しては全くの素人だったメンバーが、力を合わせ、全てが手探り・手作りの準備作業が始まりました。特に大変だったのはメンバー総動員で汗を流して真夏の町を歩き回った参加店舗集めでした。
そんな努力はいつしか街に伝わり、43の参加店舗や多くの広告企業や団体、メーカーがその熱い想いに応えてくれるようになりました。
2011年10月21日、ついに迎えた「富士見祭り」当日、たくさんのお客様がチケットを手に、笑顔で食べ歩く光景をr223のメンバーが感涙に咽びながら眺めていたのは言うまでもありません。。。 この「富士見祭り」こそが、今の「ちーバル」の原点だったのです。 -
2012年ちーバル誕生!
この年富士見祭りは大きな成長を遂げることになります。
「千葉市中心市街地まちづくり協議会(千葉商工会議所内)」がこのイベントの主催(r-223共催)となったのを機に富士見祭りは一気に拡大し、その名も「ちーバル」として生まれ変わって富士見町を飛び出し、栄町、新町などにエリアを広げました。
参加店舗は180店を数え、開催日もエリアごとの3日間となりました。
急激なエリア拡大や様々な新しい試みに苦労の連続で、実行委員は時間のない中で連日の打ち合わせと準備に追われましたが、開催当日は天候にも恵まれ、たくさんの来場者が参加店舗を訪れ、大好評のイベントとなりました。
こうして「ちーバル」が誕生し、無事第一歩を踏み出したのです。 -
2013年ちーバルの飛躍
皆様に支えられ参加店舗は234店舗に増加、日本有数の街バルイベントに成長しました。
オフィシャルガイドブック「ちーバルスタイルブック」でちーバルが終わった後も1年を通して楽しめる、さらに魅力溢れるイベントになりました。
「ちーバルでこんないい店を見つけたよ」、「ちーバルでこんな楽しい人に出会って今も交流が続いています」などなど、うれしい報告が続々だった2013年のちーバルでした。 -
2014年ちーバルのチャレンジ
千葉から街を、日本を元気にしよう!という熱い想いが詰まった最高の地域食べ歩きイベント「ちーバル」の2014年は更なる飛躍とチャレンジの年。
2014年はエリアを3→4エリアに拡大し、4日間の開催となりました。
また、街の回遊性を高めるため新たなチャレンジとして「ちーバルタクシー」をスタートさせました。
各種スポーツ団体とのコラボや多くの企業様の応援を得て、チケット使用枚数も来客者数も昨年よりも増加し、メガバルとして更なる成長をすることが出来た年でした。
また、2014年は天候に悩まされた年でしたが、雨天時もたくさんの来場者が参加店舗を訪れ、本部に立ち寄って声をかけてくださる方々の多くの笑顔に支えられた2014年でした。 -
2015年ちーバルの発展
この年も参加店舗数が200店舗を超え、昨年までチャレンジしてきたことを発展させた年となりました。
4エリアに拡大したエリアの西口・北口エリアに、新たに千葉みなとエリアが加わったのもこの年でした。
ツイッターやフェイスブックのSNS導入。
バルとして食の問題にも取り組み、今日のフードロス問題に対して行政との連携という広がりも見せることができました。
ちーバルの最終日には、できたばかりの西口ロータリーに於いて、10月31日に「ちーバル×ハロウィン感謝祭2015」と題したハロウィンイベントを開催。ハロウィン仮装やスタッフ手作りのオブジェでの記念撮影などにも多くの方にお越しいただき、千葉の街のポテンシャルを垣間見せた一幕でした。 -
2016年ちーバルの拡散
2016年は、ここまで発展してきたちーバルをより拡散させる年度となりました。
引き続きSNSを活用し、これまで使用してきたスタイルブック&メガマップというスタイルをタブロイド型と呼ばれる新聞のようなスタイルに変更し、発行部数を5倍に増刷。
千葉みなとエリアはK’S HARBORの完成に伴い、一つのエリアとして独立しちーバルが5エリアに発展しました。
ハロウィンイベントは、地域の大型商業施設や商店街、千葉商工会議所青年部やオクトーバーフェストとコラボレーションし、盛大に開催。
千葉開府890年として引き続き行政とも連携を強化し、地産地消にも取り組みました。
さまざまな取り組みにより更なる拡散をし、ちーバルと千葉の発展に寄与できるイベントとしての成長を感じた1年でした。 -
2017年ちーバルの更なる進化
2017年度 ちーバル中長期ビジョンとして「千葉市のPR大使へ」を掲げました。
千葉市の大きな魅力の1つである「食」はもちろんのこと、観光スポットやイベントの紹介もできるアプリを開発し、一年を通じ千葉市を存分に楽しんでいただけるよう情報発信できる仕組み作りをしました。
イベントも「千産千消」をテーマとした特別メニューを全エリア(参加希望店舗のみ)で同時開催する「ちーバルちば祭り」を初開催し、更に多くの方々にイベントを知っていただける結果となった1年でした。 -
2018年ちーバルのイノベーション
昨年に掲げた「千葉のPR大使へ」というテーマのもと、市内県外の方々を取り込むべく、大学や他団体とコラボし中心市街地で開催されているイベントやMICEに参加している方々に向けて、 チケットレスかつ、通常メニューで対応出来る「ちーバルMINI」を2回開催し、多くのお客様を飲食店に送客することが出来ました。
今後のちーバルをどのような形で実施するべきか、検討する良い材料とすることが出来た一年でした。 -
2019年ちーバル初めてのチャレンジ
初の試みとして全エリア5日間の同時開催。
そしてたくさんのお店をハシゴして楽しんでもらえるように、千葉市中心市街を結ぶ循環『ちーバルバス』を走らせました。また前年度に続き千葉氏とのコラボを行い開府900年へ向けて「千葉氏グルメ」や「千葉氏ライブキッチン」、「千葉氏茶屋」など様々なPR活動を行いました。
様々な初めてのチャレンジを行い、今後へ向けての新しい1ページを刻んだ年となりました。 -
2020年・2021年ちーバル開催見送り
2020年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、開催を中止し、「美味しい×楽しい」は、コロナに負けない。今できる未来につながる形で客足の遠のく飲食店を応援したい!という思いで、緊急飲食店応援プロジェクト「千葉市1000人のSAMURAI PROJECT」を市内のたくさんの団体と立ち上げ飲食店の応援を行いました。
2021年度は、2020年度に引き続き新型コロナウイルス感染症が引き続き猛威をふるい続ける中、慎重に検討を重ねておりましたが、2020年度と同様に中止させていただくことになりました。 -
2022年ちーバル3年ぶりの再開
2022年度は、人、店、街が主役の新たな取り組みとして“街の物語プロジェクト” を立ち上げ、ちーバルの強みである回遊性を活かし、食べ歩き飲み歩きだけでない、新しい「街バル」の楽しみ方を通した街づくりイベントを提案。エリア別のテーマ化による街のブランド価値の創出により、店舗が主役となり千葉市の魅力の一つであると発信することにより、一年を通じての送客を目指し、その他の千葉の魅力を積極的に PR する取り組みを進めました。